今はたくさんある導入教材。
私が子どもの頃はバイエル一択でした。
当時は今のように習い事の種類も多くはなく、習い事といえばピアノ、エレクトーン、そろばん、習字が、ほとんどでした。
ピアノを習っている友だちの家に遊びに行くと、アップライトピアノがリビングにあり、
ピアノのうえには必ずといっていいほど赤と黄色のバイエルが置いてありました。
懐かしい昭和の時代です。😆
話しは現代にもどりますが、最近の導入教材は種類が豊富なだけではなく、
色もカラフルで、かわいいキャラクターが随所に登場したり、曲に合わせたキレイな挿し絵が入っていたり、ご褒美シール付きだったり、どの教材も子どもに親しみやすくつくられていて、楽譜を眺めているだけで楽しい気分になります。
導入教材がたくさんの種類があると、一人ひとり生徒さんに合ったものを選べるのもいいですし、
またメインの教本では足りないところを、副教材として別の教本を使ってカバーしていけるのもいいですね。
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ピアノを習いはじめた頃の導入期の教材は、最初は簡単な曲が続くのでどんどん進んでいきますが、
途中からだんだんむずかしくなってきて、1回のレッスンで○がもらえることも少なくなってきます。
だんだんむずかしくなってくると、習いはじめの頃よりも、たくさん練習しないとなかなか弾けるようにはなりません。
裏を返せば、たくさん練習することで、ピアノがどんどん上達していくようになっているんですね。
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ピアノの上達だけではなく、生徒さんが楽しみながらピアノを続けて行けることもとても大事にしているので、
導入期で使う教材は、一人ひとりの生徒さんに合った教材を選び、少しずつステップアップできるように進めていきます。
行き方のコースは違っても、
目指す山は一緒です。
ピアノを続けていたら、
「いつの間にか楽譜が自分の力で読めるようになり、ピアノが生涯の友だちになっていた」…
そんな未来が生徒さんに訪れるように、導入期のレッスンはとても大切にしています。😊